質問:補聴器は慣れるのが大変と聞きますが、すぐに聞こえるようになるのですか?
回答:"聴力は30歳を超えると徐々に低下していきます。補聴器が必要と感じるのは70歳代くらいが多く、40年間以上聞こえにくい静かな環境で生活しています。
したがって、補聴器をつけると扇風機や空調の音などもよく聞こえてしまい、最初はうるさく感じてしまいます。
もちろん会話の音も大きくなりますが、周りの環境音も大きくなります。これが一般的に良く言われる「雑音」です。
これらの音に慣れるためには、一般的に数カ月の聴覚リハビリテーションが必要と言われています。
補聴器をつけ始めたころは少しうるさく感じますが、毎日つけて「音を聞く」ことで、うるささに慣れ、必要な音と不要な音を聞き分ける力がついてきます。
耳で音を聞きますが、その聞いた音は頭(脳)で理解するため、「聴覚」のリハビリテーションと言われるのです。
と、色々とご説明いたしましたが、人により慣れるまでの期間は異なります。当店をご利用いただいている方の平均では、約3か月といったところでしょうか。
3カ月くらいすれば、少し慣れてきたかなとおっしゃっていただける方が多いです。※もちろん毎日装用することが前提です。"