補聴器とは? ~前編(補聴器の基本)~

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日々、店舗でお客様と接していると、「補聴器と集音器の違いは?」や「高い補聴器と安い補聴器の違いは?」、「ポケット型、耳かけ型、耳あな型はどれがいいの?」等、色々なご質問を受けることがあります。

目が見えにくくなったらメガネをするように、耳が聞こえにくくなったら補聴器をつけるということはお分かりかと思いますが、「補聴器とはそもそも何か?」補聴器の基本的なことについて以下の順番でご説明していきます。

 

1、補聴器の基本

(1)補聴器の定義

(2)補聴器の構造

(3)補聴器の装用

2、補聴器の種類

(1)補聴器と集音器の違い

(2)アナログ補聴器とデジタル補聴器の違い

(3)補聴器の形(耳かけ型、耳あな型、ポケット型)

(4)高い補聴器と安い補聴器の違い

このページでは、「1、補聴器の基本」をご説明いたします。

 

1、補聴器の基本

(1)補聴器の定義

 では、まず補聴器とは何か?ということですが、文字の通り聴力を補う機器であり、難聴の問題を解決するための管理医療機器にあたります。

※管理医療機器とは、副作用や機器の機能に障害が生じた場合に生命や健康に影響を与えるおそれがあるため、適切な管理が必要な医療機器で、高度管理医療機器以外のもので、薬事法に基づく医療機器のクラス分類(生命や健康に影響を与えるリスクの大きさ)でクラスⅡ(リスクが比較的低い)に分類されております。

(2)補聴器の構造

左:耳かけ形(RICタイプ)と右:耳あな形(CICタイプ)の基本構造

補聴器の基本的な機能は、マイクロホンで音を拾い、アンプで音を増幅させ、レシーバーから音を出すという仕組みで、近年のデジタル補聴器はその基本的な機能に、雑音制御や指向性等様々な機能を付加することにより、よりよい聴こえを提供しております。また、補聴器は空気電池を電源としております(ポケット型は単三や単四のアルカリ電池等を使用)。最近は、充電式の補聴器も出てきておりますが、まだまだ空気電池が主流で、定期的に取り換える必要がございます。

※補聴器の電池について詳しくはこちら

(3)補聴器の装用

 補聴器は購入して終わりではございません。何度か店舗に足を運んでいただき、補聴器を調整していくということが必要不可欠なのです。なぜなら、購入時の調整で聴こえに満足される方はほぼ皆無だからです。

 補聴器を購入される時は、聴力測定の結果からどれくらいの音を補聴器から出せばよいかという目標利得を計算し、補聴器を調整(フィッティング)しますが、初めて補聴器を装用される場合は、今まで様々な音が聞こえていない状態で生活していた耳が、補聴器装用により様々な音が聞こえる状態になるため、ほとんどの方がうるさいと感じられます。したがって、補聴器を初めて装用するときは目標利得の60~80%から装用開始し、補聴器に慣れていくに連れ徐々に目標利得(または満足のいく聴こえ)に近づけていきますので、何度か店舗で調整していくことが必要です。

 

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